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【大学生の一人暮らし】失敗しない部屋探しのポイントとコツ|優良物件に住める|不動産営業マンが解説series#まとめ

部屋探しまとめ

https://marumonablog.com

まるモ
こんにちは!まるモ(@marumona_tweet)です♪

こんな疑問やお悩みはありませんか?

はてな

・大学生の部屋探しはいつから?
・大学生の部屋の探し方は?

・条件設定ってなに?
・賃貸の申込・手続き方法は?
・内見、寸法を測る?

自分も大学に入る前の部屋探しでは疑問悩みだらけだったので記事を書いてみました。

この記事の内容

・部屋探しは12月スタートがおすすめ
・部屋探しは不動産会社探しが大切
・条件設定を明確化する
・申込名義は学生本人か親権者
・申込から契約手続き、入居の流れ
・部屋の確認ポイントと採寸

この記事を書いた人

まるモ
賃貸仲介件数では全国展開のFC事業で全国ベスト3以上を複数回受賞!成約件数2,000件以上の実績があります。

そこでこの記事では大学生の部屋探しから入居までの流れを解説します!

この記事を読むメリット

この記事を読めば初めての一人暮らしでも失敗しないで、効率的に優良物件の探すことができます。


私が不動産会社に従事して得たノウハウや経験を凝縮しました。
友達にも自慢できる部屋に住みたい人は最後まで読んでもらえると嬉しいです。

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一人暮らしの部屋探しはいつごろ始めればよいのか

正解は「12月」からスタートです。例年時期に関する質問はたくさんあります。
どこの大学国立or私立推薦or前期or中期or後期に関係ありません。
学部3年生からの転入、大学院の修士課程博士課程の人にもあてはまります。専門学校も同じスケール感で大丈夫です。

理由は簡単です。新入生のお部屋探しニーズに応えるために、不動産会社は在学生に「退去予定アンケート」を実施し、その回答が出るのが12月頃です。

退去予定アンケートを実施している不動産会社は学生対応◎

物件情報が少ない時期に時間をかけてお部屋探しをしても良い物件は見つかりません。

データの集計が終わる12月頃にお部屋探しをスタートすると、タイムパフォーマンスが抜群です。

注意ポイント

受験者のお父様やお母さまが体験記ブログをたくさん書かれていますが、大学や不動産会社によって誤りとなる情報が非常に多く、たくさんの方が大変な思いをしているので、不動産会社関係の人が書いている記事をおすすめします。

お部屋探しの「お部屋」の種類は2種類

「お部屋」には民間経営と大学が運営する寮の2種類があります。
部屋探しに混乱を招く原因なので、しっかり区別してください。
民間経営
個人または法人が家主で、民間で経営されているアパート、マンションなどが該当します。
高級な物件からリーズナブルなものまで多種多彩です。
大学が運営する寮
「○○寮」「△△寮」など大学が運営するものが該当します。
大学が運営するものであればリーズナブルな価格設定です。

名称や募集形態からあたかも大学経営であるかのような雰囲気を持ちながら、実は民間受託の利益優先経営のものもあります。


誰がどんな目的で運営している物件なのかをしっかり確認してください。

新入生の部屋探しのピークは1~3月

お部屋探しは新年を迎えると慌ただしくなります。
試験日程が近くなるにつれて「大学=受験=合格=1人暮らし」という思考回路になる方が多いためです。

新入生だけではなく、新社会人や新生活を始める人が多い時期に重なるので注意が必要です。

「同級生の数だけ物件探しで競合する可能性がある」わけなので、12月から余裕をもってお部屋探しをスタートすることが大切です。

早ければ早いほど良いわけではない

物件情報が無い状態で物件を探しても時間の無駄です。
不動産会社に問い合わせても空室情報がない物件は紹介できません
繰り返しになりますが、12月からで大丈夫です。

合格してからスタートでも物件はある

合格してから部屋を探す」でも全く問題ありません。

既にどの大学周辺も物件が乱立しているので、生徒数に対して部屋数が足りないということはないからです。

筆者が経験しているエリアでも、「昭和や平成初期に物件が足りなかった」ことは事実としてありますが、令和の今、そんなことはありません。

大学生需要を満たすだけの物件数があると考えて頂いて大丈夫です。
受験勉強に時間を割き、大学に合格してから探すことも可能です。

早めに不動産屋選びや物件選びを行う必要がある

12月に入ってからはできるだけ早めに不動産屋選びや物件選びを行ったほうが選択肢が多いのでメリットがあります。

遅くなるデメリット

時期が進むと良い物件の選択肢が減る
不動産会社の従業員もだんだん疲れてくる
不動産会社も終盤につれて営業木曜が迫り、利益優先になってくる

遅くなれば「人気物件=割の良い物件」の選択肢は減ります
同時に不動産会社も3月が繁忙期のラストなので、疲れや忙しさから細やかな対応が難しくなり、営業目標を優先する傾向にあります。
繁忙期終了時点の売上は年間の経営に大きな影響が出るので「稼ぎ時=数をこなす」が終盤程、色濃く出ます

【仮押さえと合格前予約】合格前に物件を選ぶ

物件の「仮押さえ」や「合格前予約」というサービスを導入している不動産屋を選ぶのがおすすめです。

説明に入る前に次のことをしっかり覚えておいてください。
「仮押さえ」や「合格前予約」について、全国共通の意味はないので、不動産会社に希望しているサービスのニュアンスをしっかり伝えてください。

「仮押さえ」や「合格前予約」

合格前に物件を確保しておくことができ、「合格したら入居する」流れになります。しかも無料で対応してくれるところが多いのも魅力です。もし不合格の場合も無料でキャンセルできます。

このサービスがある会社は柔軟な対応ができる「不動産会社」と認識できるので、良い物件に巡り会える可能性が高まります

不動産業界では「契約するかしないか、どっちなの?」という両極端な一面があります。 もし一般の社会人が「物件押さえておいてください」と言うものなら「できません」、「費用がかかります」、「じゃあ申し込んでください」と不動産会社から返答されてもおかしくありません。

部屋探しは家族に手伝ってもらう

効率的に部屋探しをするには、家族みんなで手分けすることがコツです。
金銭的な負担をする保護者の方や実際に住む本人の意見などしっかり擦り合わせることが重要だからです。

不動産会社に事前に問い合わせることで、メールで物件情報を送ってくれる場合や、動画で部屋の確認ができるので、1人よりはみんなで多角的にお部屋を精査しましょう
色々な意見を取り入れることで、希望にフィットしたお部屋が見つかりやすくなります。

1~3月は物件の空室状況の動きが激しい

希望物件が先決してしまう可能性が高い時期です。
「部屋を探す人が多い=希望物件への競合が多い」のが1〜3月だからです。
1時間前まであった物件が今は無いなんてことは、不動産業界では日常茶飯事です。
候補物件は数件余裕をもって検討しましょう。

事前に物件情報を調べ相場観を知る

希望にあった良い物件を見付けるためには、希望エリアの価格相場を知ることが大切です。

ポイント

理想(希望物件)と現実(価格)に悩むのは、お客様(部屋を探す人)です。

良い物件は価値があるので、価格が高くなる傾向になるのは当然です。

良い物件が無いのではなく、相場相応に物件を見られないために部屋探しが停滞することがほとんどです。

【一般的】物件(部屋)探しの始め方~2通り~

お部屋探しは大きく2通りの方法があります。

自力で賃貸物件サイトで探す
大学生協を使っておすすめの中で探す

どちらもメリットデメリットがありますので、しっかり確認しましょう。

とても効率的な探し方もお伝えします。

賃貸物件検索サイトで探す

ホームズやスーモなどCMでも頻繁に聞く賃貸物件検索サイトで検索する方法です。

ホームズやスーモは検索サイトなので不動産会社ではありません。
あくまで全国の様々な不動産会社が抱える賃貸物件を掲載するサイトです。

大手検索サイトのメリット

物件の掲載数が多い
非対応エリアがほとんどない
スキマ時間で離れた場所から検索できる

大手検索サイトのデメリット

物件数が多過ぎる
物件と場所の関係性がつかみづらい
同じ物件が複数掲載されていて探しづらい

入学する大学の提携の大学生協で探す

多くの大学が生協と連携していて、賃貸物件の斡旋業務をしていることがあります。
メリットとデメリットがたくさんありますが、地域差が大きいので注意してください

「大学生協と不動産屋、どっちが良い?」という疑問が多いです。

メリットとデメリットの両方を上げておきます。

大学生協を使うメリット

大学毎で賃貸物件を把握しているので物件が見つけやすい
ネームバリューで安心できる
大学生協関係の手続きも一緒にできる

大学生協を使うデメリット

大学によって取り扱い件数が大きく異なる
仲介業務だけで入居以降の対応があまり望めない
利益優先志向が強い(不動産屋さんしか知らない)

筆者は言いたいことがたくさんありますが、胸にしまっておきます。

優良物件は不動産屋に多い

優良物件は不動産屋に多いです

大学生協は多岐にわたる業務の一環ですが、不動産屋はその道を専門に扱うプロです。

優良物件を探すのであれば、不動産会社をおすすめします。

【プロが教える】物件(部屋)探しの始め方

1番効率的で失敗しない方法は、Google マップで不動産会社をリストアップして、優良業者で物件を探す方法です。

2つの方法(自力で検索・大学生協に任せる)をご紹介しましたが、オーソドックスな「希望エリアに近い(=強い)不動産会社」を利用する方法がベストです。

インターネットがない時代は、「とりあえず大学近くの不動産会社」が鉄則でした。
しかし、インターネットが普及するにつれて、「エリアに近い不動産会社は情報量が多い」という事実は変わらないにも関わらず、「インターネット検索に強い不動産会社」が注目されていきました。

インターネット検索に強い不動産会社が、大学近くの優良物件を多く扱っていればいいですが、そこはしっかりと不動産会社をリサーチする必要があります。

大学近くの不動産会社は大学生向け優良物件をたくさん抱えている可能性が高いので、不動産会社を探して行くことからスタートした方が効率的です。

Google マップで大学中心に不動産会社を探す

口コミ(評価)の多さどこでも使える利便性重要ポイントです。

画面を大学中心にして、「不動産会社」で検索をしてみてください。

数社リストアップされていると思います。

不動産会社をリストアップするメリット

各不動産会社の口コミ(評価)を見ることができます。

Googleマップの評価はお金を払って簡単に改善することができないので、不動産会社の真の実力が伺えます。
従業員の教育やお客様満足度の向上など企業努力が直結する部分なので信頼性がとても高いです。

大学近くの不動産会社をおすすめする理由

大学生向けの物件をたくさん揃えている可能性が高いからです。

不動産会社で儲かるための鉄則は「店舗近くの物件を多く抱えること」です。

優良物件が多い中から候補を絞っていったほうが効率的です。

○○大学生向け特集ページは便利

大学近くの不動産会社は「○○大学生向け特集ページ」を作っているケースが多いです。

「無数の物件から大学生向けを探す→候補を絞る」これが一般的な流れですが、見知らぬ土地で無数の物件から絞るのは至難の業です。

大学生向けの特集ページがあれば、不動産会社が土地勘に基づいて選んだ「大学生向け物件」から効率的に数にあたることができます

スムーズに行かないときは手当たり次第電話

色々な方法をお伝えしましたが、「良く分からない」という方はGoogleマップで大学近くの不動産会社に直接電話してみてください。

今度受験するんですが…」「春から進学予定で…」と話し始めれば、あとは勝手に不動産会社の営業スタッフが色々教えてくれるはずです。

少し勇気のいる電話ですが、大きくお部屋探しが進むと思います。

【1番簡単】プロに探してもらう

不動産会社をリストアップできれば、「お問い合わせ」をするだけです。
今はメールだけではなく、LineなどのSNSでも対応できる不動産会社が多いので、気軽に「お問い合わせ」をしてみましょう

Googleマップに会社のホームページのリンクがあると思うので、電話やメールの「お問い合わせ」ボタンから、ポチっとしてみましょう。

物件数が多い不動産会社を選ぶことができれば、お部屋探しの成功確率は大幅にアップします

おすすめできる不動産屋の条件

良い物件を扱える不動産会社を選ぶことで効率的に部屋を探すことができます。

優秀な不動産会社かどうか判断基準を5点お伝えします。

ポイント

大学近くで取り扱い件数が多い
初期費用を安く抑えて契約できる
入学する4月まで家賃を支払う必要がない
トラブルにすぐ対応してくれる
オンライン内見に対応できる

事前に不動産会社をリサーチすることは、部屋のリサーチと同じぐらい重要です。

大学近くで取り扱い件数が多い

地の利を活かすために、得意エリアで店舗を構えていることは最低条件です。

危険なフレーズは「店舗から遠くのエリアてもご紹介できます」。
紹介は新人営業マンでもできます。
詳しい物件情報を知っているかどうかは別問題です。
不動産会社従業員も10km先の物件よりも店舗の隣の物件の方が詳しいのは常識です。

初期費用を安く抑えて契約できる

シンプルな料金体系で契約できるかはしっかり確認してください。

不動産業界は余計な付帯サービスのてんこ盛りです。

契約条件に含まれてしまう場合が多いですが、お客様ファーストに立てる不動産会社かどうかの見極めも必要です。

入学する4月まで家賃を支払う必要がない

物件の申込から入居する4月までの空白期間の家賃家賃発生が発生するかどうかの確認をしましょう。

トラブルにすぐ対応してくれる

入居中のトラブル対応は重要です。

Googlemapで不動産会社の対応力をしっかり確認しておきましょう。

口コミを研究するとどんな会社か見えてきます。

賃貸物件は仲介業務、管理業務などに分かれます。
仲介業務でつまずくと今後も不安がぬぐえません

オンライン内見に対応できる

大学は全国規模での部屋探しとなるので、遠方でもしっかり対応してもらえて部屋探しができる不動産会社

部屋探しの条件を明確化する

大学生1人暮らしの部屋探しで失敗しないためには、条件設定を明確にすることが重要です。

希望条件をすべて満たす完璧な物件は簡単には見つからないので、最終的に譲歩できる物件で折り合いをつけることがほとんどだからです。

理想の素敵なお部屋は超高級物件であることは想像に難くありません。

条件を明確化し優先順位をしっかりつけてください。

思いつく限り条件を書き出す

まずは思いつく限り条件を書き出してみましょう。

ここで大学生の一人暮らしの条件を大まかに書き出しておきます。

予算?
アパート?マンション?
間取りは?
何帖が良い?
場所は?
日当たりと風通しは?
お風呂トイレ別か一緒か?
独立洗面台は必要?
洗濯機置き場は室内?
階数は?
駐輪場の有無は?
家電品や家具の有無は?
インターネット無料設備の有無は?
セキュリティ(防犯面)は?

全条件をリストアップしてしまうと部屋探しの選択肢が狭まってしまうので適度に行ってください。

細かく条件を確認してみよう

条件は人によって変わるので、条件をリストアップする作業が重要です。

予算ー上限金額を決める

毎月の予算から引き算をします。

毎月の予算(仕送り)は決めます。
そこから食費、光熱費、など必ずかかるものを引き算してみます。
*授業料は大学や学部で変わるので一旦除いて考えます。

項目目安金額
食費30,000円
光熱費
電気・水道・ガス
10,000円
交際費20,000円
家賃40,000円
合計100,000円
実際はもっと項目は多くなります。

(例)毎月10万円の予算
食費:30,000円(1日1,000円×1か月=30,000円)
電気・水道・ガス:10,000円
100,000円-40,000円=60,000円
でもせっかくの大学生生活も楽しみたいですよね。
交際費:20,000円
60,000円-20,000円=40,000円
結果:家賃40,000円

生活スタイルや仕送り金額は多分に個人差がありますので、ご了承ください

アパート?マンション?ーそれぞれ特色あり

アパートマンション
構造木造
鉄骨造
鉄骨造
鉄筋コンクリート造
鉄骨鉄筋コンクリート
遮音性低い~普通普通~高い
階数1~3階2階以上
価格安い~普通普通~高い
地方部に多い都市部に多い
セキュリティ普通普通~高い


どっちが良いというわけでもありませんが、地域によってはどちらかしかなかったりします。
それぞれの特色をしっかりつかんでおくと良いです。

間取りは?ー1Kor1Rで十分

1Kor1Rは人によって好みが分かれます。

1Kと1Rの違い
1Kと1Rの違い


大学生の場合、ほとんどが1Kや1R(ワンルーム)です。
洋室部分とキッチン部分が分かれていれば1K、同じ空間なら1Rです
あまり大きな違いがなさそうですが、住んでみると全然違うので事前に自宅で「仕切りのあるなし」でどの程度変わるかシミュレーションしてみてください。

広いお部屋が良いですが、学生のうちは必要十分な面積で考えます。
同じくらいの築年数でも面積が大きい方が高くなります
学生のうちは我慢も肝心です。

何帖が良い?ー居住部分で8帖が理想

広いに越したことはありませんが、キッチンなどを含めずに8帖あると余裕があります。
1Kは分かりやすいですが、1Rは居住部分を含めてフロア全体で○帖と表記してあるので注意が必要です。

また地方都市の方が広さには余裕が出ますが、都心部だと予算によっては6帖以下ということも十分に考えられます。

日当たりと風通しは重要

住んでみないと分からない部分もありますが、しっかり確認したいところです。
向きに正解は無いですが、前の建物との距離感湿気を感じやすい立地かなどは現地で確認できる時に見てみましょう。

場所は?ー大学とスーパー近くが良い

大学とスーパーの近くが1番です。頻繁に利用する施設へのアクセスを重視します。
駅まで近い方が便利ですが、大学とスーパーを自転車または徒歩でアクセスできるエリアを優先した方が良いです。

家賃交通費通学時間合計
大学が近い物件50,0000少ない50,000
大学が遠い物件40,00010,000多い50,000

もちろん大学の周辺環境にもよりますが、交通費がかかれば遠くて安い物件も、交通費のかからない近くて高い物件金額は同じになります。

例えば大学から少し離れて、家賃が5,000円安くなっても公共交通が遠くなった分、5,000円高くなれば結局同じです。

むしろ通学時間分の損失と考えれば近い方が安い可能性が高いです。

近隣の商業施設へのアクセスも確認が必要です。

大学とスーパー近くで金額を押さえて、時間も有効活用できる物件がおすすめです。

お風呂トイレ別か一緒か?ー別がベター

クリア可能な条件かどうかは地域差が激しいところです。
都心部はお風呂トイレ一緒が普通ですが、地方都市は敷地が広いので、古い物件を除き、別になっている物件がほとんどです。

ユニットバス

ユニットバスという言葉について注意が必要です。
「ユニットバス」とは壁・天井・床・浴槽が一体化している浴室のことです。
つまり「お風呂トイレ一緒」という意味ではありません

お風呂トイレ一緒を表すのであれば「浴槽・洗面台・トイレの3点式ユニットバス」が正しい表現となります。

皆様のご自宅のように浴槽だけであれば「1点式ユニットバス」、洗面台と浴槽であれば「2点式ユニットバス」となります。

独立洗面台は必要?

浴室にある小さな洗面ボウルではなく、脱衣スペースなど浴室以外にある洗面台が「独立洗面台」を指します。
あると便利ですが当然家賃が高くなる条件です。

洗濯機置き場は室内?ー室内が良い

洗濯機置き場が室外という物件もまだまだあります。
雨や寒い時期は大変なので室内に置けるお部屋が良いです。

階数は?ー2階以上がベター

1階2階以上
防犯
値段安い高い
眺望
人気普通希望が多い

2階以上がおすすめです。
防犯面や見晴らしの開放感が全然違います。
泥棒などの侵入が怖い方には1階よりは2階以上を強くお勧めします。

駐輪場の有無は?ー自転車の有無

地域にもよりますが、大体賃貸物件の駐輪場は無料が多いです。
でも都心部は地方都市の部屋を借りるのと同じぐらいかかることもあります。

家電品や家具の有無は?ーあると便利

もし比較的新しい家電や家具が備え付け(設備品)としてあるのであれば、とてもお得です
設置の手間、撤去の点が少ないからですし、卒業時の解約の際も引越負担が減ります。

インターネット無料設備の有無は?ーあると便利

大学生必須条件の一位ですので設備の有無は重要です。
今はレポートや課題をオンライン提出したり、そもそも講義自体がオンラインということもたくさんあります。
利用料金無料が多いところは共通ですが、接続方式は様々あるので事前にしっかり確認をしてください。

セキュリティ(防犯面)は?

地域柄にもよりますが、エントランスオートロック玄関TVモニターホンは、優先項目です。
これは入居者の努力で後々追加できるものではありません

オートロックがなくても玄関TVモニターホンがあれば高い防犯機能を確保できます

必要があるかは最初にしっかり確認することが重要です。

入居日を決める

重要なポイントをご説明します。「入居日をいつにするか」です。
親の協力が必要不可欠なので、仕事を休む都合なども出てくると思います。

すでに空室物件であれば希望通りの日程で入居できます。
しかし、まだ現入居者が退去していない場合は、部屋のクリーニングやメンテナンスの都合上、希望の日程で入居できない場合があります。

遅い場合だと入学式の前日や入学式を過ぎてしまうケースなどもありますので、事前にしっかり入居する引越し日程を考えておいてください。

入居日が折り合わないために、希望物件を断念することは頻繁に起こります。

内見当日に確認するべき点

たくさんある確認ポイントをまとめてみました。

確認するところリスト

室内はもちろん、外観を含む物件の雰囲気周辺環境に分けてチェックが必要です。

室内

項目
玄関や廊下の広さ・広さは充分か
・搬入に不便はないか
ドアの建て付け・開けにくくないか
・すきま風はひどくないか
シューズボックス・問題なく収納できるか
インターフォン・モニター付きかどうか
・録画機能付きか
・周辺に変なメモがないか
ブレーカー・アンペア数は足りるか
・電力会社の指定の有無
鍵の種類・防犯性が高い鍵か
・必要な本数があるか
・複製に許可が必要か
・ドアチェーンの有無
広さや奥行き・家具を置けるか
・想像していた広さと同じか
傷や汚れ・目立つものがないか
・入居前に修繕できるか
・虫の死骸がないか
・お部屋の臭い
コンセントの位置・高さや位置の確認
・数は足りるか
エアコンの仕様・型が古すぎないか
・冷暖房の効きは充分か
・臭いやカビはないか
照明器具・備え付けかどうか
・残置物かどうか
クローゼット・サイズに問題はないか
・扉の開閉はできるか
・虫の死骸や痕跡がないか
スマホの電波状況・電波が入るかどうか
・場所によって差が大きいか
インターネット環境・回線を自由に選べるか
・利用料はかかるのか
防音性・壁に厚みはあるか
・隣人の生活音は聞こえるか
キッチン・コンロの口数はいくつか
・シンクの広さは充分か
・収納スペースはあるか
・排水管を通す穴のすき間
トイレ・ウォシュレットの有無
・換気ができるか
・異臭がするか
・タンク内にカビがないか
バスルーム(お風呂)・シャワーの水圧
・浴槽や洗い場は狭くないか
・給湯器の種類の確認
・追い焚きなどの機能
洗面台・シャワーヘッドなどの機能
・収納スペースは充分か
・排水管を通す穴のすき間
洗濯機の設置場所・洗濯機を置けるか
・防水パンはあるか
日当たり・窓の開閉はスムーズか
・日当たりは良好か
風通し・湿気は逃せるか
・24時間換気システムの有無
ベランダ・洗濯物が干せるか
・侵入しにくいか
・鳥のフンはないか
・網戸があるか
カーテンレール・サイズの確認
・ランナーが壊れていないか
外からの臭い・ゴミ置き場は近くにないか
・異臭はしないか
・害虫はいないか

外観を含む物件の雰囲気

項目
用部分全体・清掃されているか
・私物が放置されていないか
セキュリティ設備・防犯カメラがあるか
・オートロックの有無
・非常階段などの避難経路
郵便ポスト・鍵がかけられるか
・サイズは充分か
・チラシで溢れていないか
便利な共用設備・物件資料と相違はないか
・エレベーターのサイズ確認
・宅配ボックスの有無
ゴミ置き場・お部屋との位置関係
・掃除されているか
駐輪場と駐車場・利用状況やマナー
・空きはあるか
・駐車スペースは充分か

周辺環境

項目
交通アクセス・通勤通学に支障はないか
・駅までの徒歩が辛くないか
・乗り換えの数は何回か
周辺施設の利便性・病院や役所は近いか
・買い物環境が整っているか
騒音と振動・道路や線路の距離
・交通量の多さ
保育園や小学校の有無・騒音の原因にならないか
・子どもは通わせやすいか
治安などの心配・交番は近くにあるか
・街灯の数は多いか
・嫌悪施設はないか

インターネットでは確認できないところ

物件の雰囲気を確認してください
雰囲気は様々な要素をもって構成されます。
部屋の雰囲気を感じ取り、玄関から水回り設備、居住スペースと一連の流れで不自由がないかどうかを確認しましょう。
設備が整っていても、何となく使いづらそうなお部屋は、住んでもやっぱり使いづらいです

物件情報との相違がないか確認

事前に物件をリストアップしていた場合は、想像していた物件と近いかどうか検討します。

ほとんどの場合、イメージよりは減点されてしまうと思いますが、稀に予想以上の物件であることもあります。

良い物件だと思えた場合は本格的に検討してください。

部屋の採寸は時間が取れるかで変わる

ゆっくり部屋の寸法を測りたいところですが、時間に余裕があるかどうかは案内してくれる従業員さんに聞いて、しっかり判断しましょう。

ポイント

・エントランスや玄関の開口部
・カーテンレールの長さと高さ
・洗濯機置き場の幅や蛇口までの高さ
・冷蔵庫を置くスペースの幅や奥行き
・ソファやベッドを置く場所
・収納スペースの幅、高さ、奥行き
・ガステーブルを置くスペース

不動産会社によっては大学生向けに部屋の寸法図を準備している場合もあります。

賃貸物件の申込をする

気に入った物件があったら、早速申込をします。
賃貸物件は「早い者勝ち」「先着順」なので、スピードを大切にしてください。
「この物件良いな」はみんなが思うことです。
お客さんとしても「テキパキ」した検討と申込が重要です。

名義は2パターン

大学生の賃貸物件では2通りの申込があります。
稀に祖父母、叔父叔母名義を希望される方もいますが、可能かどうか事前に不動産会社に確認することをおすすめします。

大学生本人名義

民法の改正で18歳でも賃貸物件の申込が可能となったので、学生本人名義で契約する場合です。

契約者:入居者学生本人
連帯保証人:ご両親どちらか(勤めてる人が理想)
*連帯保証人に代わり保証会社の場合あり
緊急連絡先:ご両親のどちらかか親族(契約者以外)

これまでも親権者の同意のもと、契約行為も可能だったので、学生本人名義のケースは多々ありましたが、これからどんどん増えていくと予想できます。

保護者名義

保護者名義で契約、入居者は学生という場合です。

契約者:ご両親のどちらか(勤めてる人が理想)
*賃貸保証会社の利用または連帯保証人の設定、もしくその両方の場合あり
緊急連絡先:ご両親のどちらかか親族(契約者以外)
入居者:学生本人

保証会社を使わない方法

賃貸保証会社とは、入居者の家賃を大家さんに保証する会社のことです。
連帯保証人の代わり」と考えてもらえば分かりやすいです。

細かく解説すると本記事の内容から逸れてしまうので割愛しますが、あまり契約者、入居者にメリットはありません。むしろ保証会社利用分の費用がかかります。

「この物件の入居条件は保証会社利用必須」とあれば、交渉でどうにかならないケースが多いので、諦めた方が楽です

不動産会社とバチバチ交渉しても大丈夫な方は、「費用のかかる保証会社利用」ではなく、「連帯保証人でどうにかならないか」確認することも方法の1つです。

申込名義人で悩まなくて良い

名義に関しては物件や管理会社で様々なので、学生本人、親権者のいずれでも申込が問題なければ、いざ申込をするときに不動産会社に確認すれば良いだけです。

申込方法は紙かオンライン

従来の紙の申込書もまだまだ現役ですし、最近はスマホやパソコンをつかったオンライン申し込みもあります。

どちらの方法でも不動産会社の人が説明してくれるはずなので、心配不要です。

紙の申込書

A4、A3の申込書が多いです。
ペンがあれば申し込めるので簡単ですが、その場にいないとできないのがマイナスポイントです。

スマホやパソコンをつかったオンライン申込

申込に必要な情報をスマホやパソコンで入力する方法です。
学生本人だけで現地見学して、同行していない親権者名義が必要な場合でも、離れた場所から申込できるので便利です。
その場で申し込みをせず、持ち帰ってから「やっぱり申込む」ときにも使えます。
使用しているシステムの性能差が激しいので、場合によっては相当な時間がかかる場合もあります。

必要書類

名義によって必要書類が変わるので悩みどころですが、だれが名義でも大丈夫なようにリストを作りました。

学生本人の必要書類

・身分証明書(合格通知証、保険証など)
・印鑑(実印、銀行届出印など)
・住民票(妙本)

両親(連帯保証人)の必要書類

両親(連帯保証人)の必要書類
・身分証明書(免許証、保険証、パスポートなど)
・収入証明書(源泉徴収票、給料明細など)
・印鑑(実印)
・印鑑登録証明書

「印鑑(実印)と印鑑登録証明書」については申込時不要のケースもありますが、契約手続きで必要となるケースが多いです。
契約手続きまで3か月以内であれば利用できる場合が多いので事前に取得しておいて問題ありません。

役所に行く必要があるのは「印鑑登録証明書」ぐらいです。
最近ほとんど必要ないので記載しませんが、住民票が契約手続きに必要なケースがあるので、その時は二度手間になります。

必要情報

一般的には申込用紙に個人情報などの必要情報を記入します。

申込み時の頻出項目

入居者情報
名前
生年月日
住所
進学する大学名
保護者情報
名前
生年月日
住所
勤務先
緊急連絡先…

申込をする部屋や不動産会社で様々ですが、身の回りの情報は一通り確認しておきましょう。

初期費用

項目
敷金家賃0.5~1ヶ月分あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。
退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。
礼金家賃0.5~1ヶ月分お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。
敷金とは違い退去時に返金されない。
前家賃家賃1ヶ月分入居開始する月の翌月分の家賃。
事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。
日割り家賃入居日によって変動入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。
不動産屋によって計算方法が異なる。
月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」
月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など
鍵交換費用15,000~20,000円+税前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。
ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。
火災保険料15,000~20,000円/2年火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険の利用料金。
指定された保険会社に加入することが多い。1年契約、2年契約があるが中途解約返戻金がある。
仲介手数料家賃0.5~1ヶ月分+税借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。
宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。
保証会社手数料家賃と管理費の合計
50~100%
連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。
大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。

申込金が必要な場合がある

申込金預り金成約時は契約金に充当されるので、それ自体は損得がありません。
注意が必要なのではキャンセルをするときの取り扱いです。原則、申込金、預り金は申込みの意向確認というだけなので、返金されるべきお金です。

仲介業務では、不動産会社が申込金などの預かり金の返還を拒否することは、宅地建物取引業法で禁止されています。
引用:ハトマークサイト

「入居日当日にキャンセルも良いのか」と考える方もいると思いますが、公序良俗に反する行為なので一概に判断できませんしおすすめしません。

ちなみにまるモは新築物件などを除き、申込金、預り金を支払ってもらったことはほとんどありません。
そもそもキャンセルで返金するぐらいなら預からなければいいですし、キャンセルが出ない接客が大切だと常々思っております。

手付金が発生する会社は避ける

申込みの時点で手付金が発生する会社はやめましょう。

まず売買契約を除き、一般的に賃貸借契約で「手付金」を要求されることはありません。
もしあったらその会社はやめましょう。
キャンセル時は返金しないというトラブルが予想されます

入居日を決める

重要なポイントをご説明します。「入居日をいつにするか」です。

すでに空室物件であれば希望通りの日程で入居できます。
しかし、まだ現入居者が退去していない場合は、メンテナンスの都合上、希望の日程で入居できない場合があります。

遅い場合だと入学式の前日や入学式を過ぎてしまうケースなどもありますので、事前にしっかり入居する引越し日程を考えておいてください。

入居審査

大学生の入居審査はほぼ形式上するだけなので厳しくありません

大学生の入居審査

大学生が名義または入居者の審査で落ちることはほとんどありません。

筆者の経験上、1,000件に1件あるかないかだと思います。
(*その1件の審査NGだったお客様は他の物件でご成約となりました)

どこにも住めないなんてことは起こりませんので安心してください。
もし審査に落ちたら縁がなかったときっぱり別の物件にしましょう。

100%ではありませんが、大学生が住む賃貸の審査は心配ありません。
必要書類、必要事項をしっかり揃えることができれば大丈夫です。

入居の審査の期間と本人確認の電話

早ければ当日中、遅くても1週間程度です。
「何を審査するか」は細かい内容なので難しいですが、「入居して問題ない人」であれば直ぐに審査結果がでます。
申込の際に不足情報や不足書類が出てくると時間が余計にかかるので注意してください。

本人確認の電話が名義人宛てにかかってくることがあります。
出られないと審査が進みません。

時期によっては入居できるかどうかで家具家電の手配もあるので重要です。

家主や不動産会社、保証会社の都合で遅くなることもありますので、心配な方は不動産会社に電話して確認をおすすめします。

契約手続き

入居申し込みと審査がクリアできれば、次は契約手続きです。

必要書類

必要書類は不動産会社で説明してもらえるので心配不要ですが、頻出のものをリストにしておきます。
契約手続きの必要書類は色々なパターンがあるので、不動産会社に確認が1番です。

項目
契約金賃貸契約終了時。振り込みか現金持参か不動産会社により異なります
身分証(契約者)運転免許証・保険証・パスポート・住基カードなどの写し
身分証(入居者)運転免許証・保険証・パスポート・住基カードなどの写し
学生証在学生の場合
合格通知証新入学生の場合
印鑑(契約者)シャチハタ以外のもの
印鑑(実印)連帯保証人のもの
印鑑証明書連帯保証人のもの
口座番号が分かるもの通帳やキャッシュカード(家賃引き落とし口座)
契約者名義限定の場合があるので注意
銀行印上記口座の銀行印
住民票入居者分(最近は提出不要の不動産会社も多くなってきました)
収入証明書(契約者)不動産会社によっては給与明細書3ヵ月分か源泉徴収票の写しが必要
※入居者の写真求められる不動産会社は少ないですが必要となる可能性があります

手続き方法は2パターン

来店手続きオンライン手続きの2パターンがあります。

来店手続き

必要書類を持って来店手続きとなります。
一般的な方法です。

オンライン&郵送手続き

スマホやPCを使ってリモートで重要事項を受けます契約書類などについては郵送してもらう流れです。

全部郵送で完結すると良いのですが、「重要事項」の説明について顔を合わせて説明を受けないといけない決まりなので、ここが手間がかかるところです。

署名捺印が必要な契約手続きは次の3つが基本です。

重要事項説明書

物件を契約するにあたって重要な点を対面説明してもらえます。
前述の通り顔を合わせての説明が必要となります。

ただ売買物件と違って重要事項よりも、トラブルに発展するのは洗濯機置き場のサイズ、カーテンサイズ、部屋の寸法などなど実用的なものばかりです。

不動産屋さんも重要事項でトラブルは怖いので、もし他の物件と違って特筆すべき事項があれば強調して確認してもらえると思います。

大切な確認すべき点は「生命に危険を及ぼすかもしれない部分」です。
ハザードマップに該当するなど「知っていれば契約しなかった」という部分に注意してください。

大学生がたくさん住んでいる物件はこの辺を先輩達がクリアしているはずなので、優先的に検討したいところです

建物賃貸借契約書

これが一般的に言う契約書です。
実は重要事項は説明必須なのですが、契約書については説明義務がありません
宅地建物取引士の記名、捺印のみが宅建業法上の決まりです。

つまり、重要事項に該当しないにも関わらず、契約書のみに記載があるということは基本的にないのでというスタンスです。

だいたいA3サイズで両面なので、たくさん書いてあるので、細かく全部読むと大変です。
一般的な不動産屋さんの契約書であれば、宅建業者の協会のものを引用しているものがほとんどなので、それほど不安に思わなくても大丈夫です。

説明を聞いていて疑問に思ったら直ぐに質問してください。
ここで質問を遠慮してしまうと、大変な失敗になることも多々あります。

借家人賠償保険(火災保険)

火災、盗難、水漏れなどの一般的な住まいのトラブルに関する保険です。
不動産屋さんが保険の代理店をしていることがほとんどなので、手続きと一緒に案内があると思います。

基本的に不動産屋さんで保険内容を確認しているので、推奨のものに加入したほうが良いと思います。

最近は大学で生協が勧めている「1人暮らし特約」付の保険がリーズナブルに加入できるようなので、そちらも検討できます。

ただ一般的に賃貸物件というのは、入居条件として家主または管理会社指定の火災保険加入となることが多いので、自分で選べないことも多いです。

特に有事の際の保険金請求などは、親元を離れた学生には難しい場合もあるので、その点、代理店をしている不動産屋さんで加入をして、事故の際も対応してもらったほうがスムーズな場合も多いです。

その他の付帯契約について

不動産業界の特徴として、賃貸契約に付帯して様々なオプション契約を推奨してくる場合があります。

ウォーターサーバーや消火器、引越し業者の紹介などなど、たくさんありますが、基本的に必要が無いものだったり、普通に自分で購入、契約する値段よりも高いとあります。
不要と思えるものは毅然とした態度でNOと言えるように頑張ってください。

契約金の支払い

初期費用で案内された金額を指示された金融機関に振り込みます

現金持ち込みは最近あまりありません。

契約金も項目が細かく分かれているので注意が必要です。

ポイント

初期費用として一括で支払うもの
初回家賃支払い時に合算となるもの
別途コンビニで払うもの

支払い漏れに注意してください。

寸法を測る場所

採寸箇所

カーテン寸法 高さ・幅 ・本数
部屋 縦横
収納 高さ・幅・奥行
キッチンシンクサイズ
ガス台
冷蔵庫
洗濯機
玄関・部屋のドア、廊下

カーテン寸法 高さ・幅・本数

ドレープカーテン

レースカーテン

まずはカーテンというぐらいに重要です。

高さ・幅に加えてシングルレールかダブルレールか本数を確認をしましょう。
遮光性があり、厚手で防寒性があるものがおすすめです。

レースカーテンとドレープカーテン(厚手のカーテン)の両方あったほうが良いです。

寸法については注意が必要です。
これもとても難しいのですが、購入されるお店で採寸方法が違います
ただカーテンランナーの穴の中心から床までをしっかり測れば、基本的にどこのお店でも柔軟対応可能なはずです。

採寸方法について、購入予定の店舗に事前に確認をおすすめします。

部屋 縦横

床に傷をつけることを心配して部屋サイズにピッタリなカーペットや部分的にカバーできるラグを敷く方もいます。

カーペット ラグ ラグマット

面積も大きいので、お部屋のイメージを左右する重要ポイントです。
カラーリングも気になるところですね。

地域にもよりますが、ホットカーペットを冬場使えるようにしておいた方が良いです。

収納 高さ・幅・奥行

昔ながらの押し入れタイプから今どきのクローゼット、またはウォークインクローゼットなど様々あります。
カラーボックスを入れ込んだりすることもあるので、3Dでしっかり確認してください
また古いタイプの収納だと、パイプが付いていなかったりしますが、自立式で入れ込むタイプのハンガーラックもありますので、おすすめします。

押入れに便利なハンガーラック

毎年たくさんの人におすすめして好評です。
「教えてくれてありがとうございます」をたくさんいただきました。

突っ張り棒が直ぐに思い浮かびますが、突っ張り棒の強度は限界がありますので、思ったより服をかけられません。
何より横の壁(板)を押し過ぎてしまうので、べこべこになってしまいます。

キッチンサイズ

流しにあまり野菜などを切るスペースがなければ水切り板のようなものを置く必要があります。
ミニキッチンサイズだとスペースが狭くてお料理が大変です。

折りたためるまな板

実際のお料理する流れをイメージして配置を意識することをおすすめします。

ガス台

最近は埋め込みタイプの物が多いですが、ガスコンロやIHコンロを持ち込む必要があることも十分にありえます。

ガスの種類:都市ガスorLPガスを必ず確認

2口のガスコンロについては60cm程度が目安となっているので、2口コンロが入るかどうかが分かれ目です。
もしそれが難しければ1口コンロも考える必要があります。

またIHコンロを代わりに置こうと考える方も多いです。

1口IHコンロ

2口IHコンロ

スペース的にはガスコンロと発想は同じですが、大切な視点があります。
それは「どこから電源を取るか」です。
昔からのアパート、マンションはIHコンロなんてものは考えてもいないので、ガス台近くにコンセントがないことがほとんどです。

その場合は延長コードの準備も必要です。

5mの延長コード

ケースバイケースですが、5mあったが方が安心です。

ちなみに一般的な市販IHコンロは100vです。
200vの立派なIHコンロも売ってはいますが、高額ですし、何よりお部屋に200vのコンセントが無いことがほとんどなので注意が必要です。

IHを購入するなら、100vのものを選びましょう!

冷蔵庫

これも本当に重要です。
奥行、幅、そして高さですが、特に幅がポイントです。

大学生におすすめ【120L冷蔵庫

一般的に単身向けの100L程度の冷凍・冷蔵庫ですと奥行、高さは問題にならないことが多いのですが、幅は製品で異なりますし、お部屋の冷蔵庫スペースも多様です。

入らないなんてことが無いように気をつけてください。
そしてもっとも重要な要素があります。

それは扉の向きです。

「右開き」、「左開き」とありますが、多くは単身向けの冷蔵庫は「右開き」です。
あまり「左開き」は見ません。

でもお部屋の冷蔵庫スペース、そして、開けやすい方向はお部屋によって違うので、ここも実際の利用する導線を意識しながら考えましょう。

冷却方式が直冷式タイプのものをおすすめします。

冷蔵庫は「ウー」って聞こえると思いますが、コンパクト冷蔵は「ウー」って鳴らないものを選択できます。
庫内に露出している蒸発器で、自然対流を起こし冷却する方式なので霜が出るデメリットがあります。

しかし、狭い1Kのアパートで冷蔵庫の音がうるさくて眠れないよりは絶対に良いはずです。

洗濯機

大学生におすすめサイズ【5kg】洗濯機

これも設置スペースの奥行、そして給水までの高さが必要です。
サイズトラブルが頻発する箇所です。

一番良いのは上記採寸の上、実際の設置スペースをスマホで写真を撮って、家電屋さんの店員さんにお見せする方法です。
毎日洗濯できる人であれば、5kgの容量をおすすめします。

まず奥行、幅については防水パンが設置されていることが多いので、大抵規格サイズになります。

正方形タイプ、長方形タイプで排水の仕様が異なるので、写真がおすすめです。

また給水までの高さが重要となるのは、ドラム式洗濯機や最近は洗濯機上部に洗剤を補充するためのタンクがついているものがあげられます。

ただ普通の縦型洗濯機であれば問題なく入りますので、あまり神経質にならないでください。
防水パンが無いタイプの物件もありますので、そのときは直置きになります。
真下排水の場合、嵩上げする台が必要になる場合があります。
難しいことは考えず洗濯機置き場の写真を家電屋さんの店員さんにみせれば解決です

玄関、部屋のドア、廊下

家具や家電の搬入経路となります。
設置スペースのサイズがクリアできても搬入できないケースもあるので注意してください。

合わせて確認した方が良いポイント

気づかない重要ポイント

コンセントとテレビ配線の位置
インターネットの接続端子
天井照明の必要数とアダプターの種類
ベランダと防犯性

コンセントとテレビ配線の位置

テレビの配置と必要なケーブルの長さを確認してください。

インターネットの接続端子

優先接続が必要な場合は光コンセントの有無を確認してください。
希望するインターネットの契約形式によっては、新規に光配線の引き込み工事が必要となるケースがあります。

インターネット無料環境がある物件が増えてきたので、自前で契約しなくて済む物件を選べると良いです。

無料環境の場合でも、「有線接続」だけケースもあります。その際は、無線機能を持つルーターのご準備をお願いします。
「インターネット無料、それもWi-Fi飛んでます!」これが1番簡単で良いです。

天井照明の必要数とアダプターの種類

必要な天井照明のを確認し、合わせてアダプターの種類も確認してください。
引掛けシーリング」と言われるものがほとんどです。

ベランダと防犯性

洗濯物を干せる環境か、物干し竿のサイズはどの程度か、確認が必要です。
防犯の面で不安が残るようであれば室内で干せる環境を整えてください。

【スタンドタイプ】室内物干し

釘やねじで壁を傷をつけない室内物干しは、スタンドタイプ一択です。

ライフラインの使用開始連絡

電気・水道・ガス・インターネットが必須、事前連絡項目です。

電気

1番重要なのは電気です。

理由としては使えないと家電製品の試運転ができない、インターネットの初期設定ができない、スマホが充電できないなど悲惨です。
契約をするのに電話が繋がらなかったり、手続きに日数がかかったりする場合があるので、注意が必要です。

今は電力自由化となったので、いろいろな電力会社と契約ができます。
ですが有事の際のサポートについては昔からよく聞く電力大手10社が安心できます。
東京電力、関西電力、中部電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北海道電力、北陸電力、沖縄電力

この記事を書いている時点では、原料価格の高騰、円安と新電力会社にとって非常に厳しい状況で、あまりお得に契約ができる状況ではありません。

水道

基本的には管轄の市町村の水道関係の窓口へ連絡が必要です。

また供給業者を選ぶことはできませんので、指定の連絡先へ連絡をしてください。

建物で1メーターという定額水道代の建物を除きます。

ガス

こちらも連絡が必要です。
オール電化物件はガスの開栓がありません

ガスの供給先は家主指定となっているので、賃貸の手続きの際に案内があると思います。
また例年、「ガス料金が高い」と4月、5月ごろにたくさん電話がかかってきます。

残念ながら、ガス料金は不動産屋さんで決めているわけではないので、ガス屋さんへ直談判していただく他ありません。

基本的に、都市ガスは全国的に体系的な料金で、そこまで差がないので、料金のことで不動産会社に質問が来たことはあまりありません。

ただLPガスについては、トラブルが多いです。

LPガスは都市ガスに比べて使用料金が高くなる傾向です。

理由は都市ガスに比べて、人件費や設備費がかかるからです。

賃貸物件のLPガス料金については語りつくせないぐらい長くなるので、この辺りで割愛させていただきます。

NHK

部屋の中にテレビを置くのであれば、事前の契約をおすすめします。
スマホがあればテレビは要らないから「置かない」という方は契約不要です。

NHKの契約については、賛否両論あるかと思いますが、テレビがある以上、契約は必須である旨の判決も出ているようなので、契約を推奨します。

またNHKの訪問による契約勧誘についても、トラブルを目の当たりにしてきたので、契約は必要であるということを前提に考えると、事前に契約をして不要な訪問で、不要な不快感をいだくよりは安いとも考えられます。

また学生の1人暮らしだと、通常よりも安いプランがあるようなので、ぜひ前向きにご検討してみてください。

インターネット

・インターネットを個人で契約する必要があるか
・無料設備はどうやって使えるのか

インターネット環境の確認は重要です。
オンライン授業やレポート、課題の提出などインターネット環境が必須です。

物件全体で無料設備がある場合でも、モデムの借用とルーターの購入が必要であったり、ルーターのみの準備が必要だったりする場合があります。

アパートに無料設備がない場合は、お手持ちの携帯キャリアとセットのプランがリーズナブルな場合もあります。

無料、有料に関わらず問題なくインターネットが使える環境をいかに早く整えるかが重要です。
無料のWi-Fiがすでに利用できる環境でIDとPASSだけ教えてもらうパターンが1番簡単です。

入居準備で必要な家具・家電・小物リスト

入居・入学する前に購入をおすすめするものを解説します。

事前購入をしてアパート、マンションへ直接納品した方が良いものをリストアップします。

事前購入で部屋に直接納品が良いもの

持ち運びが大変で、欲しいと思ってもすぐ買えない可能性のあるものを記載します。
カーテン
カーペット・ラグ
冷蔵庫
洗濯機
照明
電子レンジ
電気ケトル
エアコン以外の冷暖房器具
掃除機
テレビとテレビ台
炊飯器
ドライヤー
コンロ(IHorガス)と延長コード
ベッドセットor敷布団セット
机と椅子
衣類収納ボックス

カーテン

少し前のアパートだとよくあるサイズで売っている既製品で十分でしたが、現在、大手ハウスメーカーなどは独自の大きめの窓を採用し、オーダーメイドではないと寸足らずになってしまうことが多いです。

またオーダーの場合、注文しても直ぐに届かないので注意が必要です。

冷蔵庫・洗濯機

こちらはサイズの確認が何よりも重要です。
入る入らないの問題が発生するので、念入りにサイズを確認しましょう。

また新型コロナウイルスや半導体不足の関係で納品日数がかかる場合があります。

余裕をもった日数で注文が必要です。

照明

最近は照明付きの物件が多いですが、まだまだ照明準備が必要な物件が多いです。
特に引越しの際は暗くなる時間帯までかかる事も多いので、しっかり注意しましょう。

椅子を持って行くのであれば問題ありませんが、脚立の役割を持つものがないと設置できませんので要注意です。

電子レンジ

冷凍食品が多くなる一人暮らしには必須アイテムです。

電気ケトル

お湯は必要な分だけ、その場で沸かした方が経済的です。

エアコン以外の冷暖房器具

地域にもよりますが、エアコンだけで生活できない場合は炬燵やホットカーペットなどを検討してください。
石油ストーブは物件の決まりでNGの場合が多いです。

掃除機

スティックタイプも便利ですが、隙間の掃除などを考えるとベーシックな物が良いです。

テレビとテレビ台

仕事がらトラブルなどで部屋に伺うと20〜30インチ代が多い印象です。

炊飯器

パックのレンチンよりも白米を炊いた方が経済的です。

ドライヤー

好みが分かれるところなのでしっかり選んでください。

コンロ(IHorガス)と延長コード

ガスコンロとIHコンロの2択です。

ガスについては都市ガスとLPガスの違いがあるので注意が必要です。

IHコンロは近くにコンセントがないケースが想定できるので、延長コードの準備もしましょう。

1口を置くか、2口を置くか、サイズもしっかり確認をお願いします。

ベッドセットor敷布団セット

部屋の広さやライフスタイルでベッド、敷布団は選んでください。
これまでの経験から部屋のサイズも重要ですが、部屋が正方形なのか長方形なのかで選ぶと失敗しません。

長方形タイプの細長い部屋に縦長のベッドを入れるしかないのであれば、ベッドは入りますが生活しづらいです。

逆に正方形タイプだとベッドを縦横のいずれでも置けるので、圧迫感がありません。

机と椅子

勉強机と椅子も置けると良いですが、部屋の広さとの相談です。
炬燵にも使えるテーブルを食事と勉強兼用で使っているケースも多いです。

衣類収納ボックス

荷物の量や収納スペースの使い方によって必要です。

近所のスーパーやホームセンターでも買える小物類

トイレットペーパー・ティッシュ類
ゴミ袋
バス・トイレ・洗面用品
調理器具・食器類
衣類
ハンガー
タオル類
洗剤類・洗濯用品
物干し竿・洗濯ばさみ
掃除グッズ(フローリングワイパーなど)

重要な点があります。
小物を慣れない土地で揃えようとしないことです。

引越しを手伝える日程、時間にも限りがあります。

通いなれたホームセンターで小物を買った方が、効率的に抜けなく買いそろえることができます。
知らない土地の慣れない店舗では時間もかかりますし、買い忘れもおきます。

小物は段ボール数個分なので大した金額にはなりません。
宅配便で入居日当日に部屋に届くようにすれば時間を有効に使えます。

大きめのものは事前に現地納品でオンラインショッピングしておくことも大切です。

大学生活に必要なもの

ノートパソコン
マイク付きイヤホン
インターネット環境
プリンター

ノートパソコン

1人1台必須のノートパソコンです。
スペックによってはタブレット端末でも可能です。
レポートや課題の提出、オンライン授業があるので無くてはならないアイテムになります。

マイク付きイヤホン

マイク付きイヤホンをあげる理由は、オンライン授業で発言する機会もあるからです。

インターネット環境

大学関係で必要になるので、入居日から使えるように手配が重要です。

プリンター

講義のレポートや課題を、紙で提出する講義もまだまだあるので、プリンターも必要です。

入居日当日にやること

入居中のトラブル

解約手続き

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まとめ

本記事の内容をまとめます。

本記事の内容

・大学生の部屋探しは12月スタートがおすすめ
・大学生物件を得意とする不動産会社を見つける
・希望条件を明確化して物件を見学する
・入居申込から手続きまでスムーズにできるように事前準備をしっかりする

大学生の部屋探しは社会人の部屋探しに比べて大変なことが多いですが、4年間住む部屋なのでしっかり探しましょう。

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  • この記事を書いた人

まるモ

自分が得た知識やノウハウを発信したい人 不動産業界経験10年以上!賃貸から始まり、管理、リフォーム、売買業務を経験、おまけで色々な業界に詳しくなりました。物件の写真や動画撮影、編集管理から物件資料作成が得意です!賃貸仲介件数では全国展開のFC事業で全国ベスト3以上を複数回受賞!成約件数2,000件以上。そんなある時、ホテル探しにもスキルを活かせることが判明♪

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